疲れて帰った夜でも身近な調味料3つで完成する鶏肉とナスのさっぱり煮
季節の変わり目、夕方の台所で思うこと
夕暮れが早くなり、外から帰ってきたときの空気の冷たさに、思わず肩をすくめてしまう季節になりました。家に着いた瞬間、どっと押し寄せる疲れ。お腹を空かせた子どもを抱えながら、'今から何を作ろう'と台所で立ち尽くす日もあります。
そんな日に私を救ってくれるのが、がんばりすぎない'一汁一菜'という選択です。品数をたくさん作らなきゃ、という思い込みを一度手放してみる。温かい汁物と、白いご飯が進むおかずが一つあれば、それだけで今日の食卓は十分すぎるほど温かくなります。
今回は、冷蔵庫によくある身近な調味料3つだけで味が決まる、フライパン一つの簡単おかずをご紹介します。包丁を持つのすら億劫な夜でも、これなら不思議と作ってみようと思える、我が家の定番メニューです。
調味料3つで決まる、鶏肉とナスのさっぱり煮

このレシピのいいところは、味付けに迷わないことです。使う調味料は'醤油・みりん・お酢'の3つだけ。お酢の酸味がきいているので、疲れた体にもすっと染み渡り、ご飯がどんどん進みます。
材料(2人分)
- 鶏モモ肉:1枚(一口大にカットされているものを使うとさらに楽です)
- ナス:2本
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ2
- お酢:大さじ2
- ごま油:適量
作り方
- ナスは乱切りにして、水にさらして水気を切っておきます。鶏モモ肉は一口大に切ります。
- フライパンにごま油を熱し、鶏肉を皮目から焼きます。焼き色がついたらひっくり返し、ナスを加えて炒め合わせます。
- ナスに油が回ったら、醤油、みりん、お酢をすべて加えます。蓋をして弱中火で7から8分、鶏肉に火が通りナスがとろっとするまで煮含めます。
- 最後に蓋を取り、強火で全体にタレを絡めるようにさっと煮詰めたら完成です。
フライパン一つで、15分もあれば出来上がります。お酢の効果で鶏肉もしっとり柔らかく仕上がり、ナスがその旨味をたっぷりと吸い込んでくれます。
一汁一菜だからこそ、この一皿が主役になる
この鶏肉とナスのさっぱり煮がある日は、汁物を具だくさんにするのが我が家の定番です。例えば、冷蔵庫に残っている大根や人参、お豆腐をぽんぽんと放り込んだお味噌汁。それだけで、立派な夕食の完成です。
あれこれとお皿を並べなくても、このさっぱり煮のしっかりとしたコクと酸味があれば、お腹も心もちゃんと満たされます。お皿洗いの枚数も少なくて済むので、食後の片付けを考えて憂鬱になることもありません。
今日はこれでいい、と自分に丸をあげる
毎日完璧な栄養バランスの食事を作るのは、本当に大変なことです。特に体力が落ちているときや、心が少し不安定なときは、台所に立つこと自体が素晴らしいがんばりだと思います。
'今日は一汁一菜でいいや'ではなく、'一汁一菜があるから大丈夫'。そうやって、少しだけ肩の力を抜いて、自分を労ってあげてくださいね。温かいご飯を食べて、今夜はいつもより少し早めに体を休めましょう。


