冷蔵庫の残り野菜をまとめて消費できる厚揚げと季節野菜の満腹味噌汁
夕方、台所に立つと、足元からしんしんと冷え込みが上がってきます。特に冬の気配が濃くなる季節は、一日中パソコンに向かった後や、子供を迎えに行って帰ってきただけで、体も心もカチコチに固まっているのを感じます。
'あぁ、今日の夕飯はどうしよう'
冷蔵庫を開けると、少しずつ残った野菜たち。使いかけの人参、端っこが乾きかけた大根、しなびかけた小松菜。これらを一つずつおかずにする気力は残っていなくても、全部まとめて温かいスープにしてしまえばいい。そう思えると、すっと肩の荷が下ります。
今回は、我が家で何度も登場する、冷蔵庫の整理を兼ねた'厚揚げと季節野菜の満腹味噌汁'をご紹介します。これ一杯と白いご飯があれば、それだけで立派な夕食になります。
材料は'冷蔵庫にあるもの'だけで大丈夫
この味噌汁に決まったルールはありません。その日に冷蔵庫に眠っている野菜を、とにかく何でも入れてしまいます。
【基本の材料(2〜3人分)】 - 厚揚げ:1枚(食べやすい大きさに切る) - 冷蔵庫の残り野菜:適量(大根、人参、キャベツ、きのこ類、ネギなど何でも) - だし汁:400〜500ml(だしパックや顆粒だしで手軽に) - 味噌:大さじ2前後(お好みの加減で) - ごま油:小さじ1(仕上げに少し垂らすとコクが出ます)
厚揚げは、お肉がなくてもしっかりとした満足感を出してくれる頼もしい味方です。油抜きも、時間がないときはキッチンペーパーで軽く表面を抑えるだけで済ませてしまいます。
作り方は、切って煮るだけ
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野菜を切る 火が通りやすいように、大根や人参は薄めのいちょう切りに。葉物野菜はざく切りにします。大きさは不揃いでも、それがまた家庭料理の温かみになります。
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煮込む 鍋にだし汁と、硬い野菜(大根や人参など)を入れて火にかけます。沸騰したら中火にし、野菜が柔らかくなるまで煮ます。
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厚揚げと残りの野菜を加える 厚揚げと、火の通りやすい葉物野菜やきのこ類を加えます。厚揚げに味が染みるように、弱火で5分ほどコトコト煮るのがポイントです。

- 味噌を溶き入れる 一度火を止め、味噌を溶き入れます。仕上げにほんの少しごま油を垂らすと、香ばしい香りが広がり、冷めにくい味噌汁になります。
一汁一菜という、自分を許す選択
かつての私は、'おかずは最低でも3品作らなければ'と思い込んでいました。でも、仕事や育児に追われ、自分の肌の乾燥や疲れをケアする余裕すらない日々の中で、そのこだわりは自分を苦しめるだけのものになっていました。
そんなときに出会ったのが'一汁一菜'という考え方です。
具だくさんの味噌汁は、野菜の甘みや厚揚げのコクが溶け出して、それ自体が立派なおかずになります。お椀の中に、炭水化物以外の栄養がぎゅっと詰まっている。そう思えば、他におかずを作らなくても罪悪感を抱く必要はありません。
厚揚げにじゅわっと染み込んだお出汁を口に運ぶたび、冷え切っていたお腹の底からじんわりと温まっていくのがわかります。
今日もお疲れ様でした。完璧な食卓じゃなくても、温かいお味噌汁が一杯あれば、それで十分。少しだけ力を抜いて、温かい夜を過ごしてくださいね。


