忙しい夕方にすぐできる具だくさん五目炊き込みご飯とシンプルお吸い物の献立
忙しい夕方にすぐできる具だくさん五目炊き込みご飯とシンプルお吸い物の献立
夕方の風が少し冷たくなってくると、台所に立つ足元がじんわりと冷えて、なんだか気持ちまで焦ってしまいます。子どもが帰ってきてからの時間は、まるで嵐のよう。お腹をすかせた家族を待たせずに、でも栄養のあるものを食べさせたい。そんな日に私を救ってくれるのが、炊飯器ひとつで仕上がる具だくさんの五目炊き込みご飯と、お湯を注ぐだけのシンプルなお吸い物という『一汁一菜』の組み合わせです。
何品もおかずを作らなきゃ、という思い込みを一度手放してみると、驚くほど心が軽くなります。ご飯の中にたくさんの具材を詰め込んでしまえば、それだけで立派な主食であり主菜になるのです。
炊飯器におまかせ、失敗しない五目炊き込みご飯
炊き込みご飯の良さは、スイッチを押してしまえば、あとは火加減を気にせず他の用事を済ませられるところ。今回は、我が家で定番の『失敗しない黄金比』で作るレシピをご紹介します。
材料(作りやすい分量・3合分)
- 米:3合
- 鶏もも肉:150g(小さめのひと口大に切る)
- 人参:1/2本(細切り)
- ごぼう:1/2本(ささがきにして水にさらす)
- 油揚げ:1枚(油抜きして細切り)
- 干ししいたけ:3枚(水で戻して薄切り、戻し汁は取っておく)
味付けの黄金比(3合用)
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 酒:大さじ2
- 塩:小さじ1/2
- だし汁(しいたけの戻し汁と合わせて):3合の目盛りまで
作り方
- お米は洗ってザルに上げておきます。
- 炊飯器の内釜にお米と『味付けの黄金比』の調味料をすべて入れます。
- 干ししいたけの戻し汁と水を合わせて、3合の目盛りまで注ぎ、全体を軽く混ぜます。
- その上に、ごぼう、人参、しいたけ、油揚げ、鶏肉の順に具材を平らにのせます。※ここでは混ぜずに、お米の上にのせるだけにするのが、芯が残らずふっくら炊き上げるコツです。
- 通常モードで炊飯します。炊き上がったら全体をさっくりと混ぜ合わせ、少し蒸らして完成です。

炊き込みご飯を引き立てる、シンプルなお吸い物
炊き込みご飯がしっかりとした旨味と醤油ベースの味付けなので、合わせる汁物は『引き算』を意識した、すっきりと優しいお吸い物がベストです。お互いの良さを引き立て合い、口の中をさっぱりとリセットしてくれます。
材料(2人分)
- 水:400ml
- 和風顆粒だし:小さじ1
- 塩:小さじ1/3
- 薄口醤油:小さじ1/2
- お好みの具材(お麩、わかめ、三つ葉など):適量
作り方
- 鍋に水と和風顆粒だしを入れて火にかけます。
- 沸騰したら塩と薄口醤油で味を調えます。
- お麩やわかめを加え、ひと煮立ちさせます。器に盛り、仕上げに三つ葉をあしらいます。
だしを丁寧に取る時間がない夕方でも、市販の顆粒だしにほんの少しの薄口醤油を加えるだけで、まるでお店のような上品な佇まいになります。お麩がだしを吸ってじゅわっと広がる瞬間は、一日の疲れをそっとほどいてくれるようです。
一汁一菜という、がんばらない選択
『今日のご飯、これだけ?』と言われないかな、と以前は不安に思うこともありました。でも、お茶碗の中に鶏肉の旨味、ごぼうの香り、人参の甘みがぎゅっと詰まった五目ご飯があれば、それだけで十分なごちそうです。
あれもこれもと品数を増やして、台所でイライラしてしまうよりも、温かいご飯とお汁を『美味しいね』と穏やかな気持ちで食べる時間の方が、ずっと大切だと思うようになりました。
季節の変わり目、なんとなく体が重だるい日や、夕方のエネルギーが残り少ない日は、ぜひこの一汁一菜を試してみてください。炊飯器から漂う醤油と出汁の香りが部屋に満ちる頃には、きっと『今日もこれで大丈夫』と、自分に優しい気持ちになれているはずです。


